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【MEDICALホットニュース】
延び続ける日本人の平均寿命。女性は驚きの21年連続世界一平成18年7月に厚生労働省が発表した、平成17年の日本人の平均寿命は男性78.53歳、女性85.49歳。男女ともに前年を下回ったとはいえ、女性は21年連続世界一。男性は世界第4位という長寿国と呼ばれるにふさわしい数字だ。今月は日本人の長寿について考えてみた。 背景には医療技術の進歩や予防医学の普及がある
平均寿命は、日本だけでなく欧米諸国でも延びている。国によって作成基礎期間が異なるので、厳密な比較はできないが、日本人女性の平均寿命の延びは群を抜いている。 日本人の平均寿命は昭和30年には男性63.60歳、女性67.75歳だったのが、平成17年には男性78.53歳、女性85.49歳となり、男性14.93歳、女性17.74歳の延びになった(図)。 男女ともに寿命が長くなったのは、医療技術の進歩、栄養状態の改善などによるところが大きい。かつてがんは不治の病とされていたが、医療が進歩した現在では早期に発見できれば完治する病となってきた。心臓病や脳卒中なども、食生活や日常生活を改めることで、発症を予防できることが一般的に広まった。最近では、病気になってから治療するのではなく、病気にならないように予防する「予防医学」の考え方も広まってきている。こうした傾向も、日本人の長寿に一役買っているといってよいだろう。
食生活の欧米化などが進めば世界一も黄信号?!もう一つ注目したいのは、女性の平均寿命の長さだ。もともと、女性は「新しい生命を育む=出産」という大事な役割を担っているため、男性よりも心身ともにタフであるといわれる。 医学的に見ても、女性ホルモンが分泌されている間は、男性に比べ女性はコレステロール、尿酸などの数値が上昇しにくい傾向にある。つまり、生活習慣病を発症するリスクが男性より低いとされている。 こうした生物学的な理由のほか、男性に比べ、女性の喫煙率や飲酒量が低いことも考えられる。過度の飲酒、喫煙、エネルギーの過剰摂取による肥満、運動不足は健康に悪影響を与える。こうした生活習慣を続けている人は、そのツケが未来の自分に回ってくるかもしれない。 昨今、アメリカをはじめオーストラリアなどでは、日本食が健康によい食事として注目されている。逆に、日本では食事の欧米化で肉食が多くなり、欧米に多い腸の病気(大腸がん・潰瘍性大腸炎・クローン病)が増えているそうだ。将来、長寿国のお株を奪われることのないよう、食事や日常生活を見直してみてもよいかもしれない。 「暮しと健康」2007年4月号より
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