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暮らしと健康コラム
with J-Health 保健同人社
【暮らしと健康特集】

見直してみませんか? お酒との付き合い方

自分に合った飲み方を知り節度ある飲酒を

 厚生労働省が策定した2001年度より10年間にわたって展開されるべき国民の健康施策「健康日本21」では、アルコール対策として3つの目標を掲げています。

(1) 1日当たり平均60g(日本酒換算で約3合)以上の飲酒者を多量飲酒者と規定し、その2割以上の削減
(2) 未成年者の飲酒防止
(3) アルコールと健康に関する適切な知識の普及として、成人男子では1日平均20g(日本酒換算約1合)程度までを健康被害の少ない飲酒量と規定し「節度ある適度な飲酒:low-risk drinking」を新たなスローガンとする啓発運動や予防活動を展開

 この目標では、節度ある適度な飲酒として飲酒量だけが取り上げられていますが、丸山氏らによる久里浜アルコール症センターでの飲酒教育では、飲む量や飲み方に関して「節度ある適度な飲酒の10か条」(表3)を掲げています。

 「健康障害を起こさないためには、飲む量だけでなく飲み方にも注意が必要です。できれば、自分がお酒に強いか弱いか、体質を知るといいでしょう。その結果、弱い体質なら無理して飲まないこと。強い体質でも、一日1合程度にとどめることです。また、ゆっくりと時間をかけて、つまみを食べながら飲むこと。薬と一緒に飲まないことも大切です。薬の作用が強く出ることがあるからです」といくつかの注意点を丸山氏は紹介しています。

 また、前述したように、男性に比べて少量のお酒で、なおかつ短期間でアルコール依存症やアルコール関連疾患になりやすい女性や高齢者は、さらに注意が必要です。「男性の半分の量を目安にしてください」と丸山氏は注意を促しています(下のイラスト参照)。

 なお、アルコール依存症については、最寄りの保健センターで相談してください。

 また、医療機関は、精神科の受診をお勧めします。


表3 節度ある適度な飲酒の10か条
1. まず酒に強いか弱いか自分の体質を知る
2. その結果、お酒に弱い体質なら決して無理して飲まない
3. また強い体質でも飲酒量として1日1合程度とする
4. 週に2日は休肝日をつくる
5. 強い酒は薄めて飲む
6. ゆっくりと時間をかけて飲む
7. つまみと一緒に飲む
8. 薬と一緒に飲まない
9. 女性は男性の半分の量とする
10. 休みでも朝酒をしない
節度ある適度な飲酒量
「暮しと健康」2007年4月号より

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