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暮らしと健康コラム
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【MEDICALホットニュース】

天候が健康に影響を与える

 日本は春夏秋冬というはっきりした季節の移り変わりがあります。季節の変わり目には気温が大きく変動したり、天気が急変することがあります。

 気象の変化は私たちにとってはストレスの一つになり、健康にも大きな影響を与えています。

気温や湿度の変化が体調に影響する


イラスト

 今月は、天候が健康に与える影響や、梅雨時期に起こりやすい病気について、(財)気象業務支援センターの村山貢司専任主任技師にお話を伺いました。

 気象などの環境条件と病気の関係を調べる「生気象学」という学問があります。

 私たちにとって気象条件のなかで最も身近なものは気温でしょう。気温は春夏秋冬で変化しますが、人間の体温は36〜37℃の間でほぼ一定に保たれています。寒いときには体内で熱をつくり、暑いときには発汗などで熱を外部に放出して体温を一定に保っているのです。

 この機能がうまく働かなくなると、夏の暑い時季には体温が上がり過ぎてしまい熱中症を起こします。また、気温が低い冬場には、皮膚に近い末梢血管が収縮して血流が悪くなるため、体の中心部を流れる血液が多くなって血圧上昇を招き、高血圧や脳出血のリスクを高めてしまいます。

 さらに、湿度も健康に大きな影響を与えます。湿度が高くなるとカビやダニが繁殖しやすくなり、アレルギーを招きます。また、高温多湿では食物が腐りやすく食中毒のリスクが高まります。

 逆に乾燥していると、咽頭や鼻の粘膜が傷つきやすくなるため、呼吸器の病気に注意が必要です。特に、インフルエンザウイルスは低温で乾燥した空気を好むので、空気が乾燥する冬場に流行が心配されます。

梅雨明け時は要注意


 さて、そろそろやって来る梅雨のシーズン。梅雨には大きく分けて、陰性型と陽性型があります。陰性型は曇りや雨の日が続き、日照不足になります。この場合、関節痛やぜんそくのほか、気分が落ち込むうつ状態や神経症などが多くなる傾向があります。

 晴れの日と雨の日がはっきりしている陽性型の場合は、気温・湿度ともに高くなるため熱中症が発生しやすく、水分の摂取不足による脳梗塞なども心配されます。特に梅雨明け直後に、気温が急に上昇するときには注意が必要です。

 季節の変わり目に体調を崩しやすいのは、気温や湿度の変化に体がついていけないためです。この時期には十分な睡眠を取って、無理をしないよう注意を心掛けましょう。

 「暮しと健康」2007年7月号より

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