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暮らしと健康コラム
with J-Health 保健同人社
【暮らしと健康特集】

新しい繊維のチカラ

熱をつくる。発熱保温素材

 積極的に自分で発熱して、衣服を暖かくする繊維です。

 太陽光の特定波長を吸収して熱エネルギーに代わる物質を繊維の内部に入れることで、表面温度が3〜4℃も高くなるものがあります。これはスキーウエアなどに商品化されています。

 また、遠赤外線を出す化合物を繊維に固着して保温性を高めたものもあります。これらは洗濯を繰り返しても持続するように加工されていて、人の体温で加熱されると、遠赤外線が放射されて暖かくなる性質を利用し、肌着や寝具に使われています。

見えそうで、見えない。透け防止

 レースのカーテンなどで透けないものがありますが、これは、光を遮断するフィルムなどで二重構造にすることでも、その効果が得られます。カーテンなどの場合はゴワゴワしていても問題ないので透けないようにするのは比較的、容易とのこと。

 難しいのは「白い水着」でも透けない、といった着心地がよく、それでいて透けない素材作りでした。これは、一本一本の繊維に光を通さないチタンなどの金属の粒を打ち込むことで、光を乱反射させて透けないようにするとのこと。繊維の強度を保ちながら透けを防止する、そのバランスがとても難しいようです。まさにミクロの世界の技術です。


細くて軽い化学繊維

 人の髪の毛の細さは50〜80ミクロン、天然繊維の中で最も細い絹には10ミクロン程度の細さのものがあります。これに対してポリエステルやナイロンでは、5ミクロンより細いものが作られています。また、化学繊維は軽いのが特徴で、例えば、5ミクロンのナイロンの場合、540kmの長さがあっても約20g。なんと、東京と大阪を結んでも、わずか20gの重さしかないという計算になります。驚きの軽さですね。

「暮しと健康」2007年9月号より

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