現在位置:asahi.com>健康>暮らしと健康コラム> 記事

暮らしと健康コラム
with J-Health 保健同人社
【暮らしと健康特集】

気象の変化が病を起こす

気象の変化は体に大きなストレスを与える

 ストレスが原因で病気になることはよく知られています。多少のストレスは、仕事でも勉強でも、それを乗り越えてさらに向上しようとする推進力を生み出しますが、ストレスが過剰になれば、心身両面に大きな負担がかかって疲弊し、病気になってしまいます。

 それでは、何がストレスになるかというと、真っ先に思い浮かぶのは、仕事や対人関係ではないでしょうか。しかし、ストレスの原因はそれだけではなく、実に多様です(表1)。仕事や対人関係で大きな負担を感じている人は、他人を見て「あの人はのんきでいいな」と思うかもしれませんが、どんな人でもさまざまな形でストレスにさらされているのです。

 その中で、すべての人が受け続けているのが、気象の変化によるストレスです。気温、湿度、気圧は日々変化します。誰一人として、この変化からは逃れられません。しかも、台風や寒冷前線、低気圧が通過する際には、ごく短い時間で気圧、気温、湿度が非常に大きく変化します。こうした急激な気象の変化は、私たちにとって大きなストレスとなり、病気につながっていきます。なぜなら、気象が急激に変化すると、その変化に体が追いつかず、体内のリズムが乱れるからです。


表1 ストレスの分類
物理的要因
社会的要因
生物的要因
個人的要因
気象変化
・気温
・湿度
・気圧
・日照時間
太陽光
大気汚染
騒音など
病院の有無
病院の距離
社会保障
通勤
政治
上下関係
近隣関係
疲労
飢え
睡眠不足
禁煙
ダイエット
遺伝的要素
性格
学歴
趣味
家族
年齢
『気象病−天候が健康を脅かす』(NHK出版・生活人新書)より
「暮しと健康」2007年10月号より

このページのトップに戻る