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スギ花粉症予防組み換えイネ、栽培実験へ 全農など

 農水省系の独立行政法人、農業生物資源研究所(茨城県つくば市)は16日、神奈川県平塚市の隔離圃場(ほじょう)で6月から、スギ花粉症予防に有効な成分を含む遺伝子組み換えイネを栽培し、環境への影響を調べると発表した。厚生労働省は「いずれは、医薬品として有効性や安全性の審査を受けてほしい」としており、花粉症予防米として商品化されるとしてもかなり先になりそうだ。

 隔離圃場は約250平方メートルの水田。平塚市東八幡5丁目にある全国農業協同組合連合会(全農)の施設内にある。隣接する試験圃場のイネとの交雑を防ぐため、フェンスを布で覆い、花粉の飛散を調べるための設備を置く。実験は約3年間の予定。

 花粉症はスギなどの花粉で起きるアレルギー反応。このイネには、スギ花粉のアレルギー反応原因物質(アレルゲン)の一部分をつくる遺伝子が組み込まれており、コメを食べてアレルゲンに体を慣らすことで、花粉症予防につなげる狙い。

 同研究所は00年から温室内の鉢でこのイネを1株ずつ栽培。マウス実験で効果を確かめた。今回は温室で育てたモミを苗にして水田で育て、マウスより大きいラットを用いた試験などで使えるだけの量を作る。その後、人間での有効性試験などを経て、一種の機能性食品として流通させることを想定している。

(2004/04/16)


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