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市をあげて禁煙運動に取り組む大阪府堺市で、市議会だけに喫煙所を設けるのは税金の無駄遣いだとして8日、市民が住民監査請求をした。
堺市は4月から、市役所や市民会館など115カ所と、小学校など146カ所で喫煙を禁じる。学校は運動場も対象で、市の公用車570台も禁煙。
これに対し、市議会は1月、主要会派の代表らが協議。ある市議が独自に調べたところ、議員51人のうち喫煙者は16人だったが、「いい大人に禁煙を無理強いできない」「市は年間54億円のたばこ税で潤っている」などの意見が出た。結局、市に、議場に通じるフロアへの喫煙所設置を要請し、市ものんだ。喫煙所は約20平方メートルで、すでに工事に着手、約190万円かかる。
監査請求したのは、嫌煙団体「たばこれす堺ブロック」の会員の2人。「市民に禁煙を求めながら市議だけに喫煙を認めるのは非常識で、不当な公金支出だ」として、工事の中止と公金支出の停止を求めている。
堺市議会の中井国芳議長は「私は非喫煙者だが、いい大人にある日突然、全面禁煙だと強制できない。議会以外の全面禁煙は市の判断だが、現実的ではないと思う」と話している。
(2004/03/09)
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