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アイルランド政府は29日から、あらゆる仕事場で喫煙を全面的に禁止する。飲食店からもたばこを締め出す試みは欧州で初めて。パブ経営者や愛煙家は反発しているものの、ノルウェーが6月に全国一律の禁煙導入を予定するなど、欧州で追随する動きが出ている。
企業を含む屋内の公共スペースが対象。実質的に、戸外や自宅以外ではたばこを吸えなくなる。違反者には、最高で3000ユーロ(約40万円)の罰金が科せられる。
人口が約400万人のアイルランドで、たばこと因果関係があるとされる肺がんや心臓病で落命する人は毎年、7000人前後に達する。他人が吐き出す煙がもたらす被害から国民を守る、との理由で、政府は法規制に踏み切った。
最新の調査によると、常習的にたばこを吸っている人は全国民の約25%。98年と比べ、5ポイント低下した。その一方、「喫煙は国民的な趣味」と言われ、パブでは大半の客がビール片手に紫煙をくゆらせる。規制が十分に行き届くかどうか、注目が集まりそうだ。
(2004/03/28)
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