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花粉症防止に役立つ無花粉のスギを発見し、「爽春(そうしゅん)」と名付けて育成を本格化させる、と林野庁系の独立行政法人・林木育種センター(茨城県日立市)が25日発表した。無花粉スギの発見は富山県で92年に見つかった「はるよこい」に次いで2例目。同センターは「大量培養が可能で、幹がまっすぐで木材用としても適性があり、林業者が広く栽培する可能性がある」としている。
爽春は約40年前に採取され、気象による害に強い品種として同センターが保存していたが、雄花を調べると花粉を作らないことがわかった。無花粉スギ同士では種子を作らないが、20〜30センチの若い枝をとって苗木にし、さし木で増やせる。
20年以上生育した木が68本あり、年250本の苗木採取が可能なうえ、苗木を組織培養で半年で3倍増させることもできる、という。「母樹が1本だけの『はるよこい』より普及しやすい」と同センターは意気込む。
ただ、スギは種の交雑を防ぐため、種苗法で植林地域が限定されており、茨城県で育成された爽春は、本州の宮城県以南の太平洋側と四国にしか植えられない。
(2005/01/25)
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