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ツベルクリン反応全廃、1歳までにBCG全員接種へ

 結核が若年者で減っていることなどを踏まえ、政府は5日、結核予防法の改正案を閣議決定し、国会へ提出する。予防接種前に結核菌に対する免疫の有無を調べてきたツベルクリン反応検査を全廃し、予防ワクチンのBCGを1歳ごろまでに全員が接種する方針に切り替える。今国会中の成立を目指し、来年4月から施行する見通し。

 現在は乳幼児期にツベルクリン反応検査と、陰性だった場合のBCG接種が行われている。

 結核が多かった時代には、日本人の多くが結核菌に感染し、免疫を持っていた。このため、いきなり予防接種をするのではなく、免疫の有無を確かめるためにツベルクリン反応の検査が行われてきた。だが、子どもの感染が激減して、ツベルクリン反応で感染を見つける効果が低くなり、逆に、疑陽性が出てBCG接種の機会を逃すという問題点が指摘されてきた。

 今後はBCGを全員が1歳ごろまでに1回接種するように切り替える。BCGは複数回接種しても有効性に変わりがないとみられ、小学1年と中学1年の接種は同時期のツベルクリンとともに03年から廃止されている。

 また、改正法では高齢者や医療従事者ら感染リスクの高い人の健康診断を充実させるほか、医師に対し、患者が治療薬を確実に飲み続けるための指示などを義務づける。

(2004/03/04)


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