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大腸がんは細胞増殖を抑制するSFRPという遺伝子の異常が原因になっていることを、札幌医大第1内科と米ジョンズホプキンス大の共同研究グループが突き止めた。SFRP遺伝子の働きを回復させる薬剤が開発されれば、大半の大腸がんを抑制できる可能性があるという。英科学誌ネイチャー・ジェネティクス電子版に15日、論文が掲載された。
大腸がんの発生はこれまで、がん抑制遺伝子の突然変異などが要因とされていた。研究グループはこれとは別に、正常な細胞増殖を促すWNTと呼ばれるたんぱく質を調整する機能に、何らかの異変が起きているのではと推測した。
大腸がん細胞を調べたところ、WNTの働きを抑制するSFRP遺伝子に異常が起きているため、がん細胞が増え続けることがわかった。正常なSFRP遺伝子をがん細胞に入れたところ、増殖が抑制され、がん細胞の死も確認したという。
同研究グループの鈴木拓(ひろむ)医師(33)は「大腸がん発生要因の8〜9割はSFRP遺伝子の異常が関与すると考えられる。WNTの活動を抑制する薬剤が、大腸がんの有効な治療薬となる可能性がある」と話している。
(2004/03/15)
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