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腸に別の病原体侵入口確認 東大チーム

 サルモネラ菌などの病原体が腸から体内に侵入する際に使う「第二の入り口」を、清野宏・東京大医科学研究所教授らのチームがマウスで見つけた。従来知られていた「侵入口」に比べ、はるかに小さいが、周辺に生体防御反応を担う細胞が少なく、病原体の格好の攻撃目標となっている可能性がある。5日付米科学アカデミー紀要電子版に発表する。

 サルモネラ菌や大腸菌などは、「パイエル板」と呼ばれる腸管の特定の部分から体内に侵入することが知られていた。だが、清野さんと共同研究者だった張明浩(ヤン・ミョンホー)さん(現大阪大)らはマウスの腸を詳しく調べ、従来の「侵入口」と同じ目印を持つ細胞が、腸の絨毛(じゅうもう)状の上皮部分にも1個ずつ、計40〜50個、点在しているのを発見。ここからも病原体が体内に入り込むことを実験で確かめた。

 パイエル板は直径1ミリ程度あるが免疫を担うリンパ球が集まっており、侵入した病原体の大半はすぐに撃退される。これに対し、絨毛部分の侵入口は直径約0.01ミリだが付近にはほとんどリンパ球がない。清野さんは「病原体に好都合な侵入場所かもしれず、ここを守るワクチンを開発すれば効果が高まる可能性がある」と話している。 (2004/04/06)


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