現在位置:asahi.com>健康>認知症特集> 記事

山陽道で逆走、認知症男性が運転 よけたワゴン車が横転

2007年11月23日

 岡山県倉敷市矢部の山陽自動車道で22日午後8時50分ごろ、広島県福山市の会社役員男性(74)が運転する軽乗用車が上り線を逆走し、避けようとした兵庫県尼崎市の左官男性(24)運転のワゴン車が中央分離帯に衝突、横転した。ワゴン車の助手席に乗っていた男性1人が首を強く打って重傷、運転していた左官男性とほかの同乗者の計6人が頭や首などに軽傷を負った。軽乗用車はさらに逆走を続け、現場から約8キロ西の倉敷インターチェンジ(IC)を越えた地点でパトカーに止められた。

地図

   

 岡山県警高速隊の調べでは、会社役員男性は認知症で、普段は同乗した家族の道案内を受けながら運転していたという。この日は1人で運転して自宅を出て福山市内の親族宅に立ち寄った後、行方が分からなくなっていた。親族からは警察に捜索願が出されていた。

 会社役員男性は福山東ICから高速道路に入ったと見られ、事故前の午後8時37分ごろには鴨方IC―倉敷IC間の上り線を逆走する車の通報があった。同高速隊は会社役員男性がICか本線上でUターンするなどして逆走を繰り返したと見て調べている。本人から自動車運転過失傷害の疑いで事情を聴くほか、かかりつけの医師とも連絡をとって病状の確認を進める。

 横転したワゴン車には20代から40代の左官7人が乗っており、倉敷市内の工事現場から会社のある尼崎市内に帰る途中だったという。

 現場は岡山ジャンクション(JCT)から下り方面に約1.6キロの地点。この事故で、倉敷JCT―岡山JCT間の上り線が約3時間、通行止めになった。

このページのトップに戻る