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肥満に関係するたんぱく質の構造解明

2008年4月1日

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 食べ過ぎた食物を脂肪に変える時に働くたんぱく質複合体の構造を、理化学研究所播磨研究所の国島直樹・上級研究員らのグループが解明した。このたんぱく質を活性化する酵素の働きを妨害できれば、肥満など生活習慣病の予防が期待できるという。米専門誌「ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー」電子版に発表された。

 炭水化物や糖などを脂肪に変える反応で働く特定のたんぱく質は、BPLとよばれる酵素の仲介で、ビタミンの一種ビオチンと結びついて活性化し、脂肪の合成が始まる。このたんぱく質がつくれないマウスは、食べ過ぎても太らないことが知られている。

 たんぱく質が活性化する様子を知るには、たんぱく質、ビオチン、BPLが結びついた複合体の立体構造を調べる必要がある。研究チームは、短時間で形が変わる複合体を、安定化させる工夫をして、大型放射光施設「SPring8」(スプリング8)で構造を解析。BPLの立体構造の一部が活性化の前後で大きく変わり、たんぱく質の活性化に重要な役割を果たしていることがわかった。

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