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人の脳に電極を置きロボット制御 阪大医学部が研究へ

2008年04月17日

 念じるだけでロボットが動く――そんな技術の実現に向けた研究を大阪大学医学部の吉峰俊樹教授(脳神経外科)らが始める。人の脳の表面に直接電極を置いて読み取った脳波で、ロボットの義手などを制御する研究で、人を対象にするのは日本初。事故や病気で体を動かせなくなった人の役に立つように、リアルタイムの制御法を開発することが目標だ。愛知県岡崎市で開かれたシンポジウムで16日発表した。

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 脳波は頭皮の上からでも測れるが、頭蓋骨(ずがいこつ)を通ると信号が弱まってしまう。だが、脳表面に直接電極を置くには、開頭手術が必要となる。そのため、てんかんなどの症状があり、検査のために手術をして、シート状の電極を脳の表面に置く必要がある患者の中から、協力者を募る予定。脳内部には刺さず、運動をつかさどる神経が集まる「中心溝」と呼ばれる領域で脳波をとる。大阪大付属病院の倫理委員会に許可申請した。

 吉峰教授と平田雅之助教は4人の患者の協力を得て、指やひじなどを動かしたり、動かすことをイメージしたりしたときの脳波を記録。国際電気通信基礎技術研究所(ATR、京都府精華町)と共同で分析した結果、脳波だけから患者が体のどこを動かそうとしたのか、8割以上の精度で推定できた。

 この解析データに基づいてロボットの義手などをコントロールする。義手は、東京大学精密工学科の横井浩史准教授から借りた。(久保田裕)

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