アジサイの葉を食べて中毒症状を起こすケースが相次いでいる。13日には茨城県つくば市で発生、30日には大阪市が市内の居酒屋で食中毒があったことを発表し、注意を呼びかけている。
大阪市によると、都島区の男性会社員(25)が26日、北区の居酒屋でだし巻き卵の下に敷かれていたアジサイの葉1枚を食べ、40分後に嘔吐(おうと)。シアン化水素(青酸)中毒の症状を引き起こした。現在は快方に向かっているという。
この居酒屋はアジサイの葉が有毒との認識はなく、6月に入って従業員が季節感を出すために、自宅近くで摘んだ葉を刺し身のつまなどに使っていた。市は居酒屋を30日の1日間の営業停止にした。
6月13日には茨城県つくば市の飲食店で、料理の添え物に出されたアジサイの葉を食べた8人が吐き気やめまいなどを訴えた。
大阪市などによると、アジサイの葉や根には青酸配糖体と呼ばれる成分が含まれている。食べると体内の酵素と反応して有害な青酸が生成され、嘔吐やめまいなどの中毒症状を引き起こし、重篤の場合は死に至る可能性もあるという。青酸配糖体はアンズ、ウメなどの未熟な実にも含まれているという。
大阪市健康福祉局の担当者は「一般的にアジサイは食用に供されることはないが、有毒であると認識し、店側も消費者も注意して欲しい」としている。