覚せい作用と依存性がある向精神薬「リタリン」を法定の記録を残さずに仕入れたとして、近畿厚生局麻薬取締部は3日、京都市の心療内科クリニックの院長(49)を麻薬及び向精神薬取締法違反容疑で京都地検に書類送検した。
調べでは、院長は06年1月〜07年10月、医薬品卸売会社から74回にわたり、リタリン約9万7千錠などを仕入れた際、日時や数量などの記録を怠った疑い。麻薬取締部によると、同クリニックは06年11月から1年間で、京都府で最多の計約4万5千錠を仕入れていた。
同取締部は昨年11月、同クリニックと院長宅を同法違反容疑で家宅捜索していた。院長は朝日新聞の取材に対し、「医薬品卸売会社からの請求書で代用できると誤解し、(日時や数量が記載された)納品書は捨ててしまっていた」と話している。