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男性会社員の2割が睡眠時無呼吸症候群 京大教授ら調査

2009年10月22日15時1分

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 男性サラリーマンの5人に1人が治療が必要な睡眠時無呼吸症候群だったことが、京都大学の陳和夫教授(呼吸管理睡眠制御学)らの調査でわかった。中でもメタボリック症候群の人ほどより重症な睡眠時無呼吸症候群だった。25日、大阪市で開かれる日本睡眠学会で発表する。

 研究チームは、関西の企業に勤める事務職の男性275人(平均年齢44歳)を対象に、体重や腹囲、血圧、睡眠時に呼吸がとまる回数などを調べた。その結果、58人が無呼吸、もしくは低呼吸が1時間あたり15回以上で、米学会の基準で治療が必要とされる睡眠時無呼吸症候群と判定された。このうち23人が、国の基準でメタボリック症候群に分類された。

 メタボリック症候群の17%が、無呼吸と低呼吸が合わせて30回以上の重症患者で、メタボリック症候群でない人(3%)より、かなり高率だった。軽症と中等症の患者の割合は、メタボリック症候群とそうでない人で、大きな違いがなかった。

 メタボリック症候群の人に重症患者が多いことについて、陳教授らは、内臓脂肪が腹部にたまることで呼吸が浅くなり、睡眠時無呼吸の症状を悪化させているのではないかとみている。

 睡眠時無呼吸症候群の人は心筋梗塞(こうそく)などの心疾患や、脳梗塞などの脳血管障害を起こしやすいことが指摘されている。米国人男性の約1割が治療の必要な睡眠時無呼吸症候群との報告はあるが、国内患者の詳しい実態調査はあまりない。

 陳教授は「想定以上の高率で、治療が必要な患者がいることがわかった。メタボリック症候群の人の中には、治療されないまま放置されている重症の患者が高率でいる可能性がある。脳梗塞や心筋梗塞を発症する危険性が高まり、適切な治療を受けるべきだ」と指摘している。(坪谷英紀)

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