水俣病未認定患者の救済をめぐり、熊本県の蒲島郁夫知事とチッソの後藤舜吉会長が28日、東京の都道府県会館で会談した。蒲島知事は「県民の認識は厳しい」として、与党プロジェクトチーム(PT)の新救済策に早く応じるよう求めたが、チッソ側の拒否姿勢は変わらなかった。
蒲島知事がチッソと話し合うのは就任後初めて。終了後、蒲島知事は「早期解決を図るべきだという考え方は共有できた」と述べた。後藤会長は「当社の考えに配慮いただいて解決の道を探りたい」と話した。同社が求める「分社化」などへの配慮を要請したとみられる。
与党PTの救済策をめぐっては、鴨下環境相が24日に後藤会長と会い、原因企業の責任として救済策に応じるよう説得したが、昨秋以来チッソの拒否姿勢は変わっていない。