がん、診断と治療を同時に 放医研が新型装置開発2008年02月07日 がんの早期診断などに有効な陽電子放射断層撮影(PET)で、診断と治療が同時にできる新型装置を放射線医学総合研究所が開発した。筒形の装置を輪切りに2分割した形で、空間部分から治療ビームの照射ができ、治療の精度向上につながるという。7日の英物理学会の専門誌に発表した。
PETは、薬剤を投与して放出させた放射線を検出器でとらえて体内を画像化する。感度を高めるため、患者を取り囲むように多数の検出器を配置しており、診断と治療は同時にはできなかった。 放医研の山谷泰賀研究員らは、中央部分の検出器を取り除いても、残りの検出器で欠けたデータを補えることに着目。画質への影響が小さくなるように検出器を配置した。さらに、同研究所が開発した解像度と感度を向上させた新型の検出器を用いることで、従来型と同様の画像を得られるようにした。 開放型の装置を使えば、画像で患部の位置を確かめながら治療ビームを照射したり、薬剤を使わずに照射で発生する放射線を使って画像化したりできるという。 山谷研究員は「コロンブスの卵のような単純なアイデアだが、試みられてこなかった。低被曝(ひばく)の装置開発を低コストで実現できる可能性もある」としている。 健康
|
ここから広告です 広告終わり 健康・企画特集病院検索症状チェック
一覧企画特集
BOOK
メディカル朝日どらく
朝日新聞社から |