末梢血移植、非血縁者間も可能に 厚労省が方針2008年03月08日 採血で白血病の患者を救えます――。白血病の治療法として、血液から造血幹細胞を採って移植する「末梢(まっしょう)血幹細胞移植」について、厚生労働省は7日、血縁者間以外でも進める方針を決めた。移植前の提供者(ドナー)に投与する薬の安全性が確認されないとして、これまで血縁者間の移植のみ行ってきた。骨髄移植に比べドナーの負担が小さく、厚労省は今後、移植が大幅に増えると期待している。 末梢血移植ではドナーの腕の静脈から血液を採り、取り出した幹細胞を患者に点滴する。全身麻酔をし腰の骨に針を刺して骨髄を採取する骨髄移植に比べ負担が小さい。米国の骨髄バンクでは造血幹細胞移植の6〜7割を末梢血移植が占める。 ただし移植前のドナーには、幹細胞を増やすための薬を投与する。日本では02年、親族に末梢血を提供したドナーが急性骨髄性白血病で死亡した例があった。薬の副作用が疑われ、血縁者間以外の採取を控えてきた。 この問題を検討してきた厚労省の造血幹細胞移植委員会に、7日、日本造血細胞移植学会と厚労省研究班の共同調査結果が報告された。00年〜05年3月に末梢血を提供したドナー3264人に血液がんになった例はほかになく、「薬の投与との因果関係はない」とした。 非血縁者間の移植は日本骨髄バンクが行い、開始時期は同バンクを運営する骨髄移植推進財団が検討する。 この記事の関連情報健康
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