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車いすの元球児、障害者スキーでバンクーバーの金めざす

2008年03月22日

 障害者スキーのクロスカントリーに元高校球児の新星が現れた。一度は車いす陸上で北京パラリンピックを目指していた北海道美幌町在住の久保恒造(26)。初試合となった先月のジャパンパラリンピックでは、トリノ代表を破って優勝。「体力はそこそこあるが、テクニックがない。一から勉強です」と幸先のよいスタートを切った。

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障害者スキーのクロスカントリーに挑む久保恒造

 地元の美幌高では野球部。4番、三塁手で活躍した。3年の夏の予選が終わった直後だった。知人の運転する車に同乗していた際に自損事故にあい、脊髄(せきずい)を損傷。車いすの生活になった。

 半年間の入院期間中に車いすマラソンへの挑戦を決意した。地元の障害者を扱ったテレビ番組を見て、「格好いいと思った」のがきっかけだ。

 その後、国際大会でも活躍。5000メートルで北京パラリンピック代表候補にもなったが、出場権獲得は難しい状況になった。

 美幌町の自宅の前のクロスカントリーコースが新しい道を決定づけた。パラリンピックの荒井秀樹・代表監督は「魅力は基礎体力と戦うスピリット。このクラスで強いロシアやウクライナ勢にも勝てる逸材だ。バンクーバーでは金メダル候補に育てたい」という。

 妻と4歳の息子がいる。久保は「命の大切さを知った。すべてに全力がモットーです」と意気込む。

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