B型肝炎患者が国を提訴「予防接種で感染」 札幌地裁2008年03月28日 注射器を使い回した集団予防接種によってB型肝炎ウイルスに感染したとして、札幌市などの患者ら5人が28日、国に総額約1億9000万円の損害賠償を求め、札幌地裁に提訴した。同様の訴訟は他に東京、広島、福岡など10カ所で検討されており、原告は最終的に500人を超える見通しだ。 B型肝炎をめぐる訴訟では、すでに国の責任を認めた最高裁判決が確定しているが、肝炎患者全体への支援や救済が進まないことから、新たな提訴に踏み切った。原告らは、運動を盛り上げることにより、薬害C型肝炎患者の救済法のような救済制度を国に迫りたい考えだ。 提訴したのは札幌市の会社員清本太一さん(30)ら男女5人。1人当たり1650万〜5500万円の損害賠償を求めている。道内の他の患者も順次、提訴する予定だ。 国内のB型肝炎の患者・持続感染者は推計110万〜140万人。最高裁は06年6月、別の札幌市の患者ら5人の訴えを認めた。弁護団はその後、患者全体の救済を国に求めたが、国は「最高裁判決は原告5人だけの問題」として応じなかった。弁護団は昨年1月に厚生労働省との交渉を打ち切り、「再び訴訟を起こさない限り事態は動かない」と提訴することにしたという。 この記事の関連情報健康
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