大学や高校で昨年はしか(麻疹)の大流行が始まった5月を前に、国立感染症研究所はこのほど、学校が実施するはしか対策のガイドラインを公表した。はしかの発生を防ぐ平時の予防策や、実際に発生した際の具体的な対応方法などを示している。
予防策としては、中高生に対して予防接種を受けるように勧めるのが中心。はしかを予防するには2回の接種が必要なため、就学前に1回受けたことを前提に、中学1年生と高校3年生に2回目の接種を勧める。中1については保護者に、高3は本人に、できるだけ4〜6月に予防接種を受けるように勧め、年度末には全員が受けていることを目標に据えた。
発生時の対応としては、教育委員会や保健所などと連携して、早急に感染拡大の防止に取り組むことを求めた。はしかが拡大した範囲を把握するためにも、児童・生徒からの情報収集と、保護者らに対する情報提供に力を入れるとしている。
ガイドラインは文部科学省と厚生労働省が監修。4月中に全国の幼稚園から大学までの学校に配布する。