顔の脂や汗をとるシートを試す就職活動中の学生たち=東京都内
顔ふきシートや肌を清潔に保つ化粧水――。化粧品メーカー各社が男性向けスキンケア商品に力を入れている。市場規模はまだ小さいが、化粧品全体が頭打ちの中で、伸びしろが大きいと期待する。狙いは、就職活動中の学生ら若い男性だ。
「メンズビオレ」ブランドの花王は、3月に発売した顔ふきシートと化粧水の試供品を、就職活動の会場で学生らに配った。会場にいた矢澤由維(ゆうい)さん(21)は「清潔感は基本。これから汗ばむ季節なので、重宝します」。もともと強い洗顔料に加え、この分野でもシェア拡大を目指す。
「ギャツビー」ブランドで男性化粧品首位のマンダムは、忙しい朝でも素早く使えるスプレー式の化粧水を、業界の先陣を切って売り出した。
国内の化粧品市場は約1兆5千億円で、男性化粧品は約1300億円(07年度)と1割に満たない。「ウーノ」ブランドを展開する資生堂のヘア・ボディー・メンズユニットの三輪隆彦課長は「男性が女性の化粧水を使っている場合もあり、スキンケアへの意識は高まっている」と話す。