現在位置:asahi.com>健康>認知症特集> 記事

認知症入所者の預金引き出した疑い ホーム理事長を告発

2008年04月25日

 茨城県潮来市の認知症高齢者グループホームを運営するNPO法人「たけわ」の男性理事長(60)が、入所者の認知症の女性(81)らの預金口座から勝手に総額1千万円近い現金を引き出していたことが分かった。同市は25日、行方署に業務上横領の疑いで告発したことを明らかにし、介護保険法に基づき、たけわの事業者の指定を6月に取り消すと発表した。

 潮来市などによると、昨年1〜4月に女性名義の銀行口座からキャッシュカードを使って計約500万円が引き出されていた。キャッシュカードは女性の許可なく再発行されていたらしい。市は、理事長が女性や家族に無断で預金を引き出した疑いがあるとして、3月末に同署に告発。別の男性入所者の貯金口座も含めると、被害総額は1千万円近くになるという。

 市は今月24日に聴聞会を開いて理事長から事情を聴き、6月に事業者指定を取り消すことにした。調べに対し理事長は「引き出した金はホームの利用料に充てた」と弁明したという。

 たけわは05年11月に同ホームを設立し、現在70〜90歳代の男女7人が入所している。

この記事の関連情報をアサヒ・コム内から検索する

このページのトップに戻る