後期高齢者医療制度 首相「考え方は悪くない」2008年04月26日 【モスクワ=伊藤宏】福田首相は26日午後(日本時間同日夕)、モスクワ市内のホテルで記者団に、高齢者や野党から批判の強い後期高齢者医療制度について「制度の考え方は悪くない」と述べ、見直しに慎重な考えを示した。7月の北海道洞爺湖サミット前の内閣改造は「仮定の話ばかりされても困る。(念頭に)ない」と、明確に否定した。 首相は後期高齢者医療制度について「長寿社会の中で、みんながそれなりに負担しながら、長期的に維持できる制度という基本的な考え方でつくった」と説明。「具体的に実施するうえで不都合があるとわかってくれば(見直しを)考えることがあるかもしれないが、いま軽々に決める段階ではない」と語った。 与党が衆院での再可決で、ガソリン税などの暫定税率を復活させた後、野党が多数を占める参院で首相問責決議が可決された場合の対応については、「参院で与党が過半数を失っている状況では、相当な意味がある」とする一方で、「参院の問責がどういう性格のものか、よくわからない。その時の(政治)情勢で考える」と述べた。 ◇ 福田首相が26日、モスクワ市内で記者団に語った主な内容は次の通り。 【暫定税率の再議決】 野党がどうするかを見てということ。まだ時間がある。私どもとしては(野党に)一日も早く結論を出してほしい。 【問責決議】 そもそも参院の問責は一体どういう性格のものか正直よくわからない。今のように参院で与党が過半数を失っている状況では、相当な意味があると思うが、どこまで憲法がそういう場面を想定していたのか。(対応は)そのときの情勢で考える。 【サミット前の内閣改造】 仮定の話ばかりされても困る。(念頭に)ない。 【衆院解散】 (解散総選挙を求めているというのは)民主党の一致した声なのか。そういうふうに聞いてない。自民党にもいろんな声があるし、世論にもいろんな声がある。 【政界再編】 政界再編はしなくてもいい。きちんと政治が進むような体制を作ってくれればいい。反対、反対と言っていないで、何が必要なのか真剣に議論できるような場をつくってくれればいい。今の状況ではそういう場もない。そういうことが問題だ。 【後期高齢者医療制度】 長寿社会の中で、皆が負担しながら長期的に維持できるような制度。考え方は悪くない。具体的に実施するうえで不都合があれば、考えることがあるかもしれないが、今(見直しを)軽々に決める段階ではない。もう少し実態を見極めた上でやらないといけない。 【聖火リレー】 大きな問題がなくてよかったとは思うが、警察官に守られながらというのは残念だ。楽しかるべき聖火リレーが、非常に警戒厳重のなかでというのは残念だ。 【衆院山口2区補選】 (選挙結果が)影響があるかわからないが、政権運営に支障がないようにするのが我々の務めだ。
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