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50種のがん遺伝子情報、解析し共有へ 日米英など共同で

2008年04月30日

 【ワシントン=勝田敏彦】世界10カ国・組織の研究機関が協力して、10年以内に約50種のがんのゲノム(全遺伝情報)データを解析、共有する「国際がんゲノムコンソーシアム(ICGC)」を設立する。29日、米国立保健研究所(NIH)などが発表した。日本からは理化学研究所と国立がんセンターが参加する。

 各研究機関は、約50種のがんのいずれかを受け持つ。それぞれ患者約500人からがん細胞に特有なDNA配列の変異を探し、データベースに登録する。

 データは無料で公開され、各機関はデータを利用した特許出願などをしないことも申し合わせている。これらのデータは、乳、卵巣、前立腺、肺などにできるがんの新しい治療法の開発に役立つと考えられている。

 ICGCには現在、日米のほか豪州、カナダ、中国、欧州委員会、フランス、インド、シンガポール、英国が参加。さらに広く参加を呼びかけている。

 発表によると、07年、世界で750万人以上の人ががんで死亡し、1200万人以上が新たにがんと診断されている。

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