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仮想空間の分身、脳波で動かす 障害者支援へ慶大開発

2008年6月9日

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 電極で頭皮ごしに脳波をとり、インターネット上の仮想空間「セカンドライフ」のまちにいる「分身」を、頭で念じた通りに動かす技術が開発された。慶応大理工学部の牛場潤一専任講師と医学部の共同チームが7日発表した。脊髄(せきずい)損傷や神経難病で手足が思うように動かない人たちへの支援が狙い。

 発表では、手足が不自由な人が、頭皮の3カ所に脳波を検出する電極をつけ、セカンドライフ上の「分身」を頭の中で思ったとおり、まっすぐ歩かせたり、左右に曲がらせたりして、別の参加者の「分身」のいる位置まで到達。音声マイクを介して会話をかわした。

 前後左右に進もうとイメージした時に出る脳波の特徴をあらかじめパソコンのソフトに入力しておき、実際の脳波と符合すると「分身」が動く。特別な訓練はいらないし、電極は取り外し可能だ。脳波の検出精度は米国などで主流の頭に電極を埋め込む方式よりは低いが、解析プログラムや電極をつける場所を工夫し、精度を上げた。(竹石涼子)

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