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肝炎リスク製剤、7割は投与告知できず 医療機関公表

2008年7月1日

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 厚生労働省は1日、B・C型肝炎感染の危険性がある血液凝固第8、9因子製剤を、血友病以外の患者に投与した可能性がある1825の医療機関名を公表した。このうち185施設で計1622人への投与が確認されたが、本人や遺族に告知できたのは計419人と全体の26%にとどまった(1825医療機関の一覧は下記関連リンク参照)。

 厚労省は、過去にも非加熱の製剤について一部納入施設名を公表したが、今回は加熱処理した製剤についても「感染リスクは否定できない」として、一斉公表に踏み切った。

 対象製剤は、今年1月に成立したC型肝炎被害者の救済法の対象となるクリスマシンなどを含む非加熱製剤14、加熱製剤11、その他類似製剤3の計28種類。72〜07年に納入、使用された可能性がある。

 厚労省は昨秋、これらの製剤を製造した企業に納入先リストの提出を指示。今年2月、所在が判明した2629施設に調査表を送付し、2427施設から回答を得た。

 集計では「血友病以外の患者への製剤投与を確認した」と回答したのは185施設、投与確認患者は計1727人で、重複投与を除くと1622人。内訳は、第8が160人、第9が1563人、その他製剤が4人。また、1622人のうち1203人(74%)に対しては、患者死亡や住所不明などを理由に、医療機関から投与事実を知らせていなかった。

 第8、9因子製剤は血液凝固因子が生まれつき欠乏している血友病の治療薬。だが止血目的で、血友病以外にも広く使われたとみられる。

 厚労省は、広く受診を呼びかけるため、調査に回答しなかったり、住所などが不明で調査できなかったりした施設の名前も公表した。「手術などを受けた人たちは、検査を受けて欲しい」(血液対策課)と呼びかけている。

     ◇

 肝炎の治療 体内からウイルスを除去するインターフェロンが主流。C型肝炎では、ペグインターフェロンと抗ウイルス薬のリバビリンとの併用で5〜9割が完治するといわれる。ただ副作用が重い人もいる。インターフェロン治療については、自己負担が月1万〜5万円に軽減される制度がある。補償金が出る被害者救済法の対象となるのは、フィブリノゲン、クリスマシン、クリスマシンHT、PPSB―ニチヤク、コーナイン(ミドリ十字)のみ。

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