08年度に介護保険サービスを利用したのは451万6400人で、過去最多を更新したことが30日、厚生労働省の介護給付費実態調査でわかった。サービスにかかった費用(利用者負担を含む)も、6兆7375億円と過去最高だった。
00年度の介護保険制度導入以降伸び続けていた利用者数は、06年度に福祉用具の貸与を制限したことからいったん減少。07年度から再び増加に転じた。08年度は前年度比14万6千人増で、内訳は介護サービス367万300人、介護予防サービス109万9700人(重複を含む)。同省統計情報部は、「高齢化による自然増の影響」とする。
利用者1人当たりの介護サービス費用(4月審査分)は、月18万1200円。前年同期より2100円増えた。都道府県別では、最高は高知県(20万5400円)。次いで沖縄県(19万9千円)、石川県(19万8100円)。最低は岩手県(16万7700円)だった。
居宅サービスの利用限度に対して、実際にどれだけ使ったかを示す平均利用率は、要介護5が最高の58%。次いで要介護4の56.8%で、重度ほど高い傾向が見られた。