ツキヨタケ=キノコ写真家・竹しんじ氏提供
クサウラベニタケ=キノコ写真家・竹しんじ氏提供
秋の行楽の一つ、キノコ狩りが各地で行われる中、毒キノコによる食中毒が9月に全国で少なくとも10件起き、26人が病院に運ばれるなどしたことが消費者庁に入った連絡などでわかった。いずれも快復したという。
毒キノコの種類がわかった9件のうち7件がツキヨタケによる中毒で、19人が吐いたり頭痛を訴えたりした。山形では先月26日、油いためにして食べた40代と70代の女性2人が食後30分後、キノコ汁にして食べた別の家族4人が食後1時間半後にそれぞれ中毒症状を訴え、全員が入院した。いずれも食用のムキタケと間違えたという。このほかの中毒者は、青森2人、山梨4人、新潟5人、兵庫1人、熊本1人。
ツキヨタケはブナなどの立ち枯れ木や倒木に重なり合って生える。シイタケやヒラタケにも似ているが、柄の中心部の黒色のシミや、傘と柄の境目に帯状の盛り上がりがあるのが目印とされる。
このほか、山形でクサウラベニタケで1件(中毒者3人)、青森でテングタケ属キノコで1件(同1人)、岐阜で種類不明のキノコで1件(同3人)の食中毒が起きた。ツキヨタケとクサウラベニタケは、カキシメジと並んで「毒キノコ御三家」と呼ばれることがある。