新型インフルエンザの国内産ワクチンの小児に対する臨床試験が実施された=30日午前9時57分、東京都内、池田良撮影
国立感染症研究所は30日、25日までの最新の1週間に、全国の医療機関を受診したインフルエンザの患者数が約114万人になるとの推計を発表した。ほとんどが新型インフルエンザとみられる。前週は約83万人で、今シーズン初めて100万人を超えた。
7月上旬からの推計患者数は431万人にのぼるという。約5千の定点医療機関からの報告では、最新の1週間で1医療機関あたりの患者数は24.62人(前週17.65人)。北海道(61.43人)、愛知(39.42人)、福岡(37.35人)、兵庫(33.51人)、秋田(32.15人)。5道県が「警報レベル」の30人を超えている。
◇
新型の豚インフルエンザの国内産ワクチンの小児に対する初めての臨床試験が30日、国内8カ所の医療機関で始まった。東京都内の病院では、13歳未満の小児のボランティアが国内産の新型インフル用ワクチンの接種を受けた。
対象は生後6カ月から13歳未満の360人で、うち160人は新型ワクチンと季節性ワクチンを同時接種する。約3週間後に2回目の接種を受ける予定だ。厚生労働省が示したスケジュールでは、持病がない1〜12歳の子に対する新型インフル用ワクチンの接種は12月以降、順次始まる予定だ。
一般の優先接種対象者への接種は11月からとされているが、岐阜や山口では、30日から病院入院者から接種を始めた。