
Y先生が手術の術式について、それぞれインフォームド・コンセントとしてご説明くださった。何が利点で何が欠点なのか。今現在どのように評価されているのか…… [記事全文]
この人にお腹(なか)をあけてもらうのかと思うと下手に下手にでてしまう。命を預けるってこういう感じなんだな、と実感。しかし、同じ医者とはいえ内科の私に…… [記事全文]
手術となったらいろいろリスクを考えてしまう。今まで炎症を起こして痛かったのを、適当に内服薬でごまかしてしまっていた。結構癒着(ゆちゃく)してるはず…… [記事全文]
ひょっとしたら手術した方がいいかなぁ?薬も結構きついし・・・。そんなことを考えてすでに半年経った。オペをするなら誰に頼むか、やっぱり上手な人がいいな…… [記事全文]
しばらくコラムの更新がなかったので、担当編集者にはずいぶんと迷惑を掛けてしまいました。ごめんなさい。原稿請求のメールに漂うそこはかとない「怒り」の…… [記事全文]
さて、週末。開業先輩のところで医療事務員欠員のための面接だ。さんざん書類審査で振り落とした結果の精鋭8名が残った。できれば若くて、実務経験があれば…… [記事全文]
「新卒者はダメ」自己PRと書いた紙を読んでいたらいきなり先輩から取り上げられた。「経験者は年齢が高いからダメ、ブランクがある人は遊んでるから…… [記事全文]
先輩からどさりと履歴書を渡された。袋から取り出して中身だけ並べてみた。こんなにたくさんの履歴書を一度に見比べるのは初めてだ。「結構いろんな経歴の人が…… [記事全文]
開業している先輩の医院で、事務員が退職するという。いわゆる「医療事務」と呼ばれる受付会計窓口係の子だ。医療事務職は女性が多くて、ご主人の転勤で退職を…… [記事全文]
担当の患者であるSさんにガンが見つかった。まずは、見つかったガンのステージ(進行)具合を決定しなくてはいけない。それによって選択するべき治療法が…… [記事全文]
本当に車の運転が上手になったな、自分はもう一人前のドライバーだなと思ったのは免許を取り、公道を走るようになって3年くらいたってからだった。免許を…… [記事全文]
結局これは愚痴なのだ。医局でM先生相手に説明をしてもこれは愚痴としか取られない。「だからさぁ、真田は一体何が不服なんだよ?時短で働けて、子育てもでき…… [記事全文]
今日は母校の女医の会初会合である。私はもう大学にはいないけれども、卒業生で今なお現役で活躍(?)しているというのでお声がかかった。会場には若い女医(…… [記事全文]
「○○大学病院女医の会 発足 幹事に推挙された先生はご参集ください」母校の大学病院の封筒をあけるとそんな内容の封書が入っていた。第一回会合の検討議案…… [記事全文]
「それ以来、Yさんと家族ぐるみのおつきあいになりましてね。あんないい人に巡り会えてね、本当に僕は命拾いをしましてね。運が良かったです。」Aさんは外来…… [記事全文]
「それでね、一番最初にでかけたところがその○○タクシーの営業所なんです。電話をしてね、Yさんという運転手さんの事を聞いたら、最初はクレームかと思われ…… [記事全文]
「生かされているような感覚」といったらよいのだろうか。心筋梗塞から立ち直って、リハビリが進んで日常生活に近くなるにつれてそんな気持ちが強くなってきた…… [記事全文]
妻は腕のよい医者にかかれたことが運がいいのだ、と言う。でも本当にそういう事なんだろうか?心筋梗塞だなんて、本当は死んでしまったかもしれないのに、腕の…… [記事全文]
東日本大震災に関して、1医療人としていろいろ感じるところがある。このページは本来気楽な医療コラムだけれども、前回と今回は少しこういった通常でない状態…… [記事全文]
東北地方がとんでもないことになっている。テレビで見た津波があがってくる様子は、背筋が凍るようだった。天災の前にどうしようもない無力感に襲われる。テレ…… [記事全文]
気がつくと、ベッドに寝かされていた。ここはどこだろう?胸の奥が酷く苦しかった事を覚えている。いや、その前は緊張する接待の食事会だったんだ。商談はうま…… [記事全文]
病院の待合廊下に人気はなくシンと静まりかえっている。外気が入らない暖かい場所に守衛がつれてきてくれたので、ここは少し奥まっているのだろう。「あ〜、び…… [記事全文]
若い守衛はタクシーの客を皆でストレッチャーで運び込むと、大慌てで救急外来玄関に戻った。救急外来前に止めっぱなしになっているタクシーを邪魔にならない所…… [記事全文]
「俺が当直していると運が悪いみたいな言い方はやめてくれよ、な。今年の正月の内科当直の時にもさ・・・」T先生が話しをつづける。「そうそう! お正月みた…… [記事全文]
「今回の症例は運がいいって言うより、良すぎるくらいだな」M先生が感慨深げにいう。「だってさ、もしH先生がいなかったらマニュアルをトイレで隠れて読むよ…… [記事全文]
「で、そのマニュアル本を見ながら診療する皮膚科医にかからなくてはならなかった不運の心筋梗塞の症例はどうなったの?」とM先生が言う。「俺が到着したら奥…… [記事全文]
「でさ、その時俺は当直室でテレビを見ていたわけさ。ちょうど巨人が点を入れたときでさぁ・・・」「T先生は巨人ファンだもんね」「そう!そう!一応当直の日…… [記事全文]
循環器科医長のH先生は、病院敷地を少し外に出たところを歩いていた。たまってしまったサマリー(入院要約。一人の患者が入院するとその入院中にどのような治…… [記事全文]
タクシー運転手のYさんは、いつもこの時間になると決まった繁華街に向かう。終電を逃してしまった長距離利用客を捕まえることができるからだ。その日はほろよ…… [記事全文]
「あのね、真田。ある村に床屋が2店ありました。片方の親父はいつもピシっと決まった頭をしていて、もう1店の親父はボサボサの頭。おまえならどっちの店に…… [記事全文]
自動販売機の前でコーヒーを飲んでいる。横には外科のS先生。「O先生ってさ、結局胆石発作だったってこと?」「そう」「朝食に天丼食べてきたことがきっかけ…… [記事全文]
ナースステーションに寄る。ナースステーションに寄る。「痛み止め効いたみたいですよ」私が報告すると二人のナースはクスクスと笑っている。「だいぶ我慢して…… [記事全文]
夜の外科病棟は静かだった。内科の私がこんな時間にこんな所をうろうろしているのは明らかに変だ。怪しまれるよりは、身分と目的を名乗った方がよかろう。私は…… [記事全文]
外科の病棟へ行く途中の廊下。向こうからS先生が歩いてくる。今日のオペの第一助手だ。これは事情を聴取しなくちゃ! 「S先生ー!ちょっと、ちょっと!」「…… [記事全文]
夕方遅め。オペ室で倒れたO先生は一体どうしたのか?体調の悪さを押さえて決死にオペを遂行した信念の外科医なのか、激務をこなした末の惨めな勤務医の末路な…… [記事全文]
「O先生がオペ中に倒れたんだって!」 一報が医局に入ったのはお昼休みの時間だった。医局にはたくさんの先生が食後をくつろいでいる。「倒れた?!手術はど…… [記事全文]
消化器外科医長のO先生46才は、その日、胃がんのオペを執刀しておりました。オペ日の朝はがっつり食べます。オペが長引いても大丈夫なように備えるためだし…… [記事全文]
主治医に謝り続けるおばあちゃん、ゴールデンウィーク、自己満足のための親孝行、お節介な善男善女。こんなキーワードでT先生は話し始めた。…… [記事全文]
皆様、ゴールデンウィークはどのようにお過ごしでしたか?高速料金休日1000円も間もなくなくなるかもしれないといって、車で遠出したとか?地方の実家に帰…… [記事全文]
「医者―患者の信頼関係できないような気分を蔓延させる制度が、本当に医療の質を上げるのかどうか、僕は疑問だね」 H先生と医療費明細書について話している…… [記事全文]
医療費明細書発行がこの4月から病院に原則義務化された。患者さんは病院にかかって会計をする際に、窓口で領収書と明細書を受け取る。これまでは何にどれくら…… [記事全文]
3月末である。袴姿の女子学生の姿を地下鉄で見かけた。蝶ネクタイをした幼稚園児がセレブママに手を引かれて歩いていた。卒業の季節である。外来の途中で院内…… [記事全文]
私が勤務している市中病院のようなところは、だいたい月一回「医局会」なるものが催される。勤務している医師達の院内連絡会みたいなもの。新型インフルエンザ…… [記事全文]
男子トイレ。T医師はバタバタと便器の前に陣取るといつものように用足し。排尿が進むにつれて下腹部の緊張感が抜けてゆく。「ふぅふぇぇえええ・・・・」。思…… [記事全文]
「だからさぁ、がん拠点病院だからがん撲滅のためにリスクファクターであるタバコに対しては敷地内禁煙にしなくちゃいけないっていうのなら、タバコに限らずす…… [記事全文]
「ぐおぉおおお!!」 医局でT先生の雄叫びともうなりともとれる奇声が聞こえる。「あったま来た!この病院はどこまで俺の職場環境を悪くしたら気が済むんだ…… [記事全文]
新年、あけて1月4日。医局は仕事始めといえども、いつもと変わらない活気が戻ってきていた。「おめでと〜」「おめでとうございます。今年もよろしく」「あ、…… [記事全文]
12月に入ってすぐに、医局はちょっと戦々恐々となる。「年末年始の内科の当直決めますぅ〜。明日の午後4時30分にくじ引きしますんで、集まってくださぁい…… [記事全文]
「真田先生、今度の○○学会、行く?」 かつての同級生が電話をかけてきた。今は隣の市の市民病院で内科医長をやっている。今度の学会は彼女の専門ではないけ…… [記事全文]
非常勤講師登録をしている大学事務から泣きの一報がはいった。「真田先生、11月末の入学試験監督をお願いできませんか?」「いつもはそちらの大学教官だけで…… [記事全文]
前回はワクチン接種開始間もなくて現場がとんでもない混乱に巻き込まれていることをお話した。それから3週間近くたったその後…。 外来は「優先を証明する…… [記事全文]
「新型インフルエンザのワクチン、打ってもらえませんか?」 外来の患者さんが前のめりになって言う。今日は初診外来を担当している。だから今日お会いする…… [記事全文]
「僕はね、いわゆる熟年離婚しちゃったしね、今まであまり幸せだったとは言えないと思うんだよ」 U先生がぼそぼそとしゃべりだす。 「あまりこの先の仕…… [記事全文]
医者の日常生活をつづっているこのコラム。いわゆる医療ネタではなくて、我々医者も人の子なのよ、悲しいこともあれば楽しいこともあるのよ、人生っていろいろ…… [記事全文]
大学の授業を2コマほど担当した。大学の講座から私の専門分野について医学部学生相手に授業をしてくれ、と依頼があったのだ。これから医師国家試験を受験する…… [記事全文]
小児科のバックアップのつもりで引き受けた14歳の症例が、婦人科依頼になってしまってなんだか変な気分。夏休みっていうのはいろいろな事が起きちゃうんだよ…… [記事全文]
少女の怒鳴り声にYちゃんが飛んでくる。その場の雰囲気ですべてを察したナースYちゃん。こういう時は本当に頼りになる。 「はいはいはい、△△ちゃん、ち…… [記事全文]
「お母さん、この子14歳なんですから。私はこの子とお話ししたい。さぁ、あなた、中学生にもなって自分の症状くらいちゃんと自分で医者に言いなさい。子供じ…… [記事全文]
「小児科の診療が崩壊寸前なので、内科としてパックアップに入ります」 内科部長のお達しがあった。小児科医の退職があって、残った1人の小児科医にはでき…… [記事全文]
「なんでも子育てといえば許されると思ってさぁ!」 T先生は3杯目の生中ジョッキをドンとテーブルにおいた。勢いで枝豆が皿からこぼれ落ちる。今日は初夏…… [記事全文]
インフルエンザ騒ぎが一段落したと思ったら、こっそりとフェーズ6に上がっていたりして、医療関係者は相変わらず目が離せません。とはいえ、致死率がそれほど…… [記事全文]
「不要不急の渡航は自粛」 この度結婚された女医のS先生が新婚旅行をあきらめたのは新型インフルエンザのため。とはいえ、我々同僚が彼女の休みをなんとか…… [記事全文]
読者の皆様こんにちは。この原稿がアップされる頃には新型インフルエンザが国内でどうなっているのか、全く予測がつかない状況であります。毎日ネットで現状把…… [記事全文]
ゴールデンウイークはいかがお過ごしでしたでしょうか?今回の「医者の養生不養生」、本来なら「女医の結婚3」のはずでしたが、この原稿を書いているただ今私…… [記事全文]
後輩の女医さんの結婚披露宴に出席している。あまり知り合いのいなかった私は冗舌な隣のおじさまのおかげで楽しく過ごしている。そろそろ「伊勢エビのグラタン…… [記事全文]
春である。桜も咲いて、すっかりSpring has come!な気分だ。春が来たのは季節だけではなかったようで、ここのところパタパタと2組の結婚式に…… [記事全文]
年度末である。 世の中には、「盆暮れ」と言う年内の区切りがあるが、社会人にとってはそれよりもなによりも「年度末」という恐ろしい区切りがある。 年度内…… [記事全文]
アサヒ・コムをご覧の皆様、こんにちは。真田歩と申します。トップページから「ライフ→医療・健康→」と結構小さめのリンクをたどって、深い所にお進みの貴方…… [記事全文]
医学博士。医療崩壊の波が押し寄せる市中病院で勤務中。診療、研究、教育と戦いの日々。大学医局から呼び戻しの声があったものの、現場に留まる事を選んだがために青息吐息の不養生。愉快な仲間と必死に戦う現場での愚痴はおしゃべりすることで息抜きとする養生。医療現場の日常をちょっと変わった角度からお伝えします。