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ネット通販で不正利用 換金目的か アリコの情報流出

2009年7月29日

 生命保険大手アリコジャパンからクレジットカードの情報が流出した問題で、カードの不正利用2200件のほぼすべてがインターネット通販によるもので、商品券など換金しやすい商品が多く購入されていたことが関係者の話で分かった。不正利用は過去最大規模。換金目的で組織的に行われている可能性が高まっている。

 アリコによると、不正利用は7月上旬に始まり、現在も続いている。カード番号や有効期限などを入力するだけで購入できる通販サイトの仕組みを悪用。家電製品や商品券など売却しやすいものを集中的に注文していたという。カード会社が注文段階で不正に気づき発送を止めたケースもあるが、商品がだまし取られた被害もでているという。

 カードには利用金額の制限もあるため、被害金額は1件あたり数千〜数万円と小口だが、全体では多額になりそうだ。件数が多く、短期間で行われていることから、個人ではなく、組織的な不正利用の可能性が高まってきた。

 アリコは契約者に警戒を呼びかけるとともに、情報流出の恐れがある最大13万件の契約者リストをカード会社21社に提供した。カード会社はこのリストを参考に、カード番号を切り替える再発行手続きなどに応じている。

 三菱UFJニコスはアリコの保険料をカードで払うすべての契約者について、希望があれば再発行料を無料にして切り替えに応じている。「無料化に伴う費用はアリコに請求する方針」(広報)という。ジェーシービーや三井住友カードはリスト対象者の再発行料を無料にした。ただ、切り替えの希望は「想定ほど多くない」(カード大手)という。切り替えに伴う手続きが必要となることが要因とみられる。(志村亮)

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