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吸わせぬ工夫、様々(4)

 ○歯の治療と並行し指導 日本ヘルスケア歯科研究会

 山形市の太田歯科医院は初診時に患者の口の中の写真を様々な角度から12枚とり、歯の治療と並行して写真をみながら禁煙指導を進める。

 「喫煙習慣のある人は歯茎がどす黒い。受動喫煙が続くと子どもも黒くなる。吸わない人のきれいなピンク色と並べてみるとインパクトがあるようです。口の中には情報が詰まっています」と太田貴志院長。

 喫煙は歯周病につながる。病原体への抵抗力も弱めると言われる。

 太田さんの所属する日本ヘルスケア歯科研究会(約4000人)の調べでは、初診時50代で喫煙習慣のある人は吸わない人より歯の数が1.4本少ない。歯周病の進行は吸う人の方が10歳ほど早いという。

 ニコチンで歯茎の血管が収縮し、歯周病初期のはれや出血が隠されて治療が遅れることも少なくない。

 研究会は01年に禁煙宣言。すべての患者に喫煙の害を伝え禁煙を支援することなどを掲げた。太田さんたち会員の診察室は基本的に禁煙だ。

 「歯周病治療に力をいれようとすれば、禁煙指導は避けて通れない。でも自分が吸っていたのでは説得力がないので」。17年前に一念発起してやめた歯科医の言葉は説得力があった。


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