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健康相談 with J-Health 保健同人社

[多毛症](01/25)

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 33歳の女性。多毛症で悩んでいます。腕や足は太くて長い毛がびっしりと生えています。顔や体の産毛も太くて長く、口の周りは濃くて量も多いんです。避妊用の低用量ピルの中に効くものがあると聞きましたが、効果や副作用などを教えて下さい。(神奈川・T)


◆ホルモンの専門医によるチェックを
答える人:平田結喜緒(ひらた・ゆきお)さん 東京医科歯科大学教授(内分泌・代謝内科)




  周りの目が気になりますね。どうして起きるのですか。

  多毛の原因は様々です。剛毛(かたい毛)は、男性ホルモンが毛根を包む毛のうに働きかけて促されます。このときにホルモンへの反応が強すぎることがあります。特発性の多毛と呼び、大半がこのケースです。病的なものではなく、体質に近いものです。一方で、他の病気が影響して多毛になっていることもあります。

  どう見分けるのですか。

  一つはホルモンの量です。血液検査でわかります。特発性の多毛ではほぼ正常です。異常なときは副腎や卵巣の腫瘍(しゅよう)などに注意が必要です。肥満や月経不順の場合には、多のう胞性卵巣症候群といって卵巣に小さなのう胞(袋)がたくさんできる病気が影響していることがあります。

  どの診療科を受診すればいいのですか。

  まず内分泌・代謝内科などホルモンに詳しい診療科を受診して下さい。副腎や卵巣などに病気が見つかったら、それぞれ泌尿器科や婦人科で治療をすることになります。異常がなかったら美容形成外科や皮膚科を紹介してもらってはいかがでしょうか。

  ピルは有効なのですか。

  特発性や多のう胞性卵巣症候群の場合は、抗ホルモン剤とピルを併用することがあります。しかし、日本ではまだ普及していません。ピルだけでは効果が弱く、抗ホルモン剤には多尿や血圧低下などの副作用があります。特効薬もまだ開発されていません。

  では、どうしたら?

  脱色や脱毛が一般的です。毛根を一つひとつ焼き固める方法もありますが、費用がかさみますし、少し痛みがあります。

  ほかに、ほくろなどの毛について相談が寄せられています。

  ほくろやあざに局所的な剛毛が生えることがあります。特発性の多毛と同じように病気ではなく、毛のうの細胞の増殖が生まれつき盛んなためと考えられます。念のために皮膚科で診てもらって下さい。その上で本人の意思を確認できるようになってから治療法を考えてはいかがでしょうか。

 (朝日新聞社)







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