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にきびの多くは、13歳頃にできはじめ20歳代に自然によくなりますが、20歳代になって初めてできる場合もあります。思春期のにきびと違いはなく、対処方法も同じです。
にきびの症状には、いろいろな段階があります。にきびの始まりは、面皰(コメド)と呼びます。これは、毛穴のつまりによって皮脂が毛穴にたまった状態です。たまった皮脂ににきび菌が増殖して炎症がおこると、赤いにきびや膿を持ったにきびとなります。
さらに炎症が拡大すると膿を持った袋のようになったり、硬いしこりとなったりします。
炎症の強い場合には、必ず医療機関を受診してください。テトラサイクリン系やマクロライド系の抗生物質の内服や、ナジフロキサシン、クリンダマイシンのような抗生物質の外用をする必要があります。
症状の軽い場合には、ビタミン剤(B2、B6)の内服やイオウ製剤の外用をもちいます。ホルモン製剤や漢方の内服を併用することもあります。
最近、雑誌などでとりあげられているケミカルピーリングも有効な治療法です。グリコール酸などの酸をもちいて皮膚の最外層である角層を剥脱する方法で、施術によって毛穴のつまりが除去できるため初期症状の面皰の治療となります。もちいる薬剤の種類や濃度、pH、施術時間などの設定は肌質によって異なりますが、2週間に一度、3か月間くらい続けると効果がでてきます。
ただし、瘢痕や色素沈着などのトラブルもありますので、必ず医療機関で行ってください。
なお、治療は健康保険適用外のため、費用は数千円から2万円くらいまでさまざまです。
日常生活では、睡眠をよくとること、ストレスをためないこと、暴飲暴食をさけ、規則正しい生活をすることなどが重要です。
日頃のスキンケアとしては、洗顔、化粧、髪型などがポイントです。洗顔は、化粧をしっかりと落としたあとに行います。洗顔料はにきびのケア用に開発された「アクネ」のものをご使用ください。
保湿が必要な場合は、洗顔後に改めて保湿クリームで行ってください。化粧をする際に、顔全体にはオイルフリー、ノン・コメドジェニックの化粧品をおすすめします。
リキッドファンデーションは毛穴を閉じてしまうため悪化の原因となります。パウダーファンデーションや色のついた乳液などを使いましょう。
口紅やアイシャドーなどのポイント化粧はまったく問題ありません。
最近、アクネ用の化粧品がセットになったものも売りだされています。肌に合うようでしたら、このようなものを利用するのもよい方法です。
髪型は、前髪を上げて、全体に後ろにまとめるのが理想的です。ヘアバンドやカチューシャを利用するのもよいでしょう。
にきびを気にして触ったり、つぶしたりすることは、かえって炎症を強くし悪化させることになります。治療中は、にきびに触らないように意識してください。
にきびあとに対して今のところよい治療はありません。あとを残さないためにも、早めの治療を心がけてください。
(保健同人社)
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