(回答者:グリーン歯科院長・大橋 真龍)
いろいろと調べられていますが、相談内容から、2つのことが考えられます。精神的なものと、唾液に関連するものです。
精神的なものに関しては、一度「口臭」を確かめてみることです。“口臭測定器”という機器がありますので、もっている歯医者さんを見つけて測定してもらうことが、最初に行うことではないでしょうか。
より簡単な方法としては、ビニール袋に息を吐いてみて、しばらく時間を置いてから(歯をみがいたり、お茶を飲んだりしたあと)かいでみるという方法があります。そのときにビニールのにおいしかしなければ、あまり気にすることはありません。
また、話していて自分の息が返ってくるとのことですが、生暖かいようであれば、相手の息だと思われます。
唾液の関係では、人には多かれ少なかれにおいがあるものですが、1日の時間帯で、においをいちばん感じるのはいつでしょうか。朝であれば、ふつうです。なぜなら、寝ている間は唾液がでず、水分が停滞してしまい、汚れや細菌などが、洗い流されないからです。
もし、昼や夜ににおいを感じるなら、つねに口を開けているか、ドライマウス(口腔乾燥症)の問題があるかもしれません。ドライマウスには適切な処置が必要ですので、全身疾患の検査をおすすめします。
つねに口を開けている場合は、唇の力が不足していたり、歯並びの悪さも関係しますので、こうしたことに詳しい歯医者さんを見つけて相談してみてください。このときのキーワードとして、「口唇力」という言葉があげられます。「口唇力」については本なども出版され歯科医院の紹介もされていますので、一度インターネットなどで調べてみるとよいでしょう。
さて、現時点での対応ですが、汚れや細菌などを口内に停滞させないために、頻繁に唾液をだすことです。そのためには、虫歯予防もかねて、キシリトールのガムを噛むことをおすすめします。大切なのは、ただ噛むのではなく、噛み続けることです。そうすることで唾液の流れもよくなり、口内の水分は停滞しなくなります。
また、仕事中にガムなど噛めないという人であれば、1分ほど、両頬を手のひらで押してみてください。こうすることで、たくさんの唾液がでるはずです。
それでも唾液がでないということであれば、やはりドライマウスを症状とした全身疾患かもしれません。早めに内分泌系の受診をおすすめします。
話はそれますが、相談者は水分の摂取が極端に少ないことは考えられませんか。水分摂取が少ないと、唾液の出が悪くなることもあります。汗がよくでるのがいやだからといって、水分をとらない人がいますが、からだの60〜70%は水です。からだの水は、循環しているので、きれいな水を足してあげないと、汚い水がでていきません。からだの水は、心のあり方にも影響するといわれていますので、きれいな水を飲み、健康なからだと美しい心の維持に努めてみてください。そうすることで口臭もいつしかなくなると思います。
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