2005年05月10日11時17分のアサヒ・コム
		このサイトの使い方へ検索へジャンプメインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

»恐竜博2005:東京・国立科学博物館で7月3日まで 混雑情報・グッズはこちら


»古代エジプトから西洋近代絵画まで― ベルリンの至宝展、東京国立博物館で


メインメニューをとばして、本文エリアへ朝日新聞社からアスパラクラブクラブA&A携帯サービスWeb朝日新聞サイトマップWebUD情報

天気住まい就職・転職BOOK健康愛車教育サイエンスデジタルトラベル囲碁将棋社説コラムショッピングbe

ここから本文エリア現在位置asahi.comトップ >  健康 > 健康相談記事


[流行性角結膜炎](05/05/10)

流行性角結膜炎が治らない。目に後遺症が残るか心配

 44歳、女性。主婦をしております。1週間ほど前に目の充血と腫れで眼科を受診したところ、流行性角結膜炎と診断されました。今は抗菌剤とステロイドの点眼薬をつけていますが、なかなかよくなりません。このまま症状が続くと、目に何か後遺症が残ってしまうのでしょうか。


根気よく点眼を続けて後遺症の角膜混濁を防ぐ


(回答者:医療法人社団済安堂井上眼科病院理事長・井上 治郎)

 流行性角結膜炎は、アデノウイルス8型などのウイルスが原因でおこる、いわゆる「はやり目」の代表的な病気です。

 感染してから、約1週間後に目がゴロゴロして、白目が真っ赤になり、涙が多くでて、眼瞼(まぶた)が腫れて、まぶしくて目が開けられなくなります。目やにもでますが、あまり多くありません。また、まぶたの裏にブツブツした濾胞ができたり、耳の前のリンパ腺が腫れて痛くなります。この症状は2〜3週間続きます。

 流行性角結膜炎の特徴は、感染力が非常に強いことです。接触感染といって、病気の人の涙や目やにの中のウイルスがほかの人の目に入ることで感染します。したがって、病気になった人は、涙や目やにがでて気になっても、決してそれを手でふかない、目をいじらない、ふくときにはティッシュペーパーなどを使って、それはすぐに捨てる、ハンカチでふいてほかの人に貸すようなことはしないようにすることです。

 また、目を触ったあとは手を石けんでよく洗って、手についているウイルスを流してしまうようにしてください。もちろん、涙や目やにのついた器具からの感染もありますが、ウイルスはふつうはそこでは長く生きることはありません。ただ、病気の人は、家庭では入浴を最後にして、タオルや洗面器は別にしてください。また、できれば学校や会社は休んで、外出をさけてください。

 この流行性角結膜炎には、現在のところよい治療法がありません。抗菌剤やステロイドの点眼を頻回に行うのですが、やはり一定の期間を経ないと治らないのがふつうです。

 また、充血の頻度が減るなど病気がよくなりかけてきた頃に、角膜に小さな点状の混濁がでることがあります。この混濁は結膜炎の症状が強いとたくさんでき、たくさんできれば視力の低下につながります。

 混濁の治療はステロイドの点眼ですが、点眼を始めて混濁が消えても、点眼をやめると、すぐまた混濁がでることもありますので、完治まで根気よく続けてください。

 このように角膜の混濁もかなりやっかいな症状で、特効薬はありません。ですから、流行性角結膜炎になった場合には、病気の初期から抗菌剤やステロイドの点眼薬をつけて、後遺症である角膜の混濁をおこさないことが非常に大切だといえます。

 ウイルスに感染すると、からだはそのウイルスに対しての免疫ができますので、一定期間は同じ病気にかからないのがふつうです。はしかのように一生涯免疫が続くものもありますが、流行性角結膜炎の免疫は、一概にはいえないものの、長くありません。また、原因となるウイルスも1種類ではないので、再び別のウイルスに感染することがあります。

 大切なことは、流行性角結膜炎に感染しないようにすることです。したがって、疑わしい目の赤い人のそばには行かない、他人の目ぐすりをつけない、目をいじらない、こすらない、プールのあとでは必ず目を洗うということによく注意してください。

 また、感染したら他人に感染させないように気をつけてください。そして、目やにがでる、赤くなる、涙がでるなど、少しでも異常を感じたらすぐ眼科専門医を受診してください。

ここから広告です 広告終わり

関連情報

ご感想・ご質問

 保健同人社では、皆さまからのご相談を募集しています。からだや病気の相談に加え、こころの悩みや暮らしの中の素朴な疑問まで、ますます充実した当相談室が最前線で活躍する専門家とともに、解決のお手伝いをいたします。個人のお名前は一切だしませんので安心してご相談ください。
 お寄せいただいた相談は、月刊『暮しと健康』誌面上で回答させていただきます。できるかぎりとりあげさせていただきますが、回答いたしかねる場合もございます。また、回答まで数週間から数か月かかるものもありますので、あしからずご了承ください(回答は診断ではありません。健康についてのアドバイスとしてご活用ください)。
 質問要領・ご注意:年齢、性別、身長、体重、症状、経過、既往歴、服用中のくすり、飲酒や喫煙の有無など、必要と思われることは詳しくお書きください。個人への直接回答はいたしません。

宛先:asahi@hokendohjin.co.jp

ここから検索メニュー

検索 使い方

検索メニュー終わり

朝日新聞サービス

ここから広告です
広告終わり
▲このページのトップに戻る

asahi.comトップ社会スポーツビジネス暮らし政治国際文化・芸能ENGLISHマイタウン

ニュースの詳細は朝日新聞紙面で。» インターネットで購読申し込み
asahi.comに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
| 朝日新聞社から | サイトポリシー | 個人情報 | 著作権 | リンク| 広告掲載 | お問い合わせ・ヘルプ |
Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.