english

ここから本文エリア

  • 閲覧上のご注意

広島の声

女性 直接被爆・距離2km(尾長)
被爆時24歳 9745

被爆地の光景を紹介しています。写真はメッセージと直接関連はありません。  被爆した日、主人が腹具合が悪いからと言って休み、二階の中窓の下の壁に背中をつけ てころんでいたら、爆風で部屋の窓ガラスが粉なごなになり、反対側の壁に全部と言ってよい程、沢山のガラスの破片がつきささった。
 寝ころんでいたがよくて一切もガラス破片があたらず無事だった。それ二人で荷物を片 付けていたらどんどん火事になってこちらに近付きそうなので、荷を二階から下の空地へお とした。
 幸いに火は少しはなれた方に向かったの火事にはあわなかった。私あの時は階下の屋根 の下で朝の食事の片付けをしていて光線にはあわなかった。それで道路まで出たら沢山の 人が体からボロか皮フかわからないものさげて通るのにびっくりし、気分が悪いようですぐ に引き返して部屋に入った。其の夜は近くの会社の庭に近所の人達と寝た。
 朝おきて少しして婦人会の人達らしい方、皆へ白いむすびをくばって下さったのが本と うに美味しかった事。広島の食料はあの配給で米は少なく、大豆やキビが多く、こんなに 米が沢山何所にあったのだろうかと不思議に思えた
 隣のおばさんは下の部屋に居られたから行って見ると、爆風で壁の土が灰のようになりお ばさんの髪は灰まみれで上にむいていて、私、ゆうれいのようなと思い気持が悪かった。
(2005年)