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広島の声

男性 入市被爆(向洋)
被爆時18歳 12844

被爆地の光景を紹介しています。写真はメッセージと直接関連はありません。  テーマから少し外れるが、アンケート5頁「原爆被害・核兵器」の回答を敷衍し意見を 述べる。

 ダンテの神曲・地獄編 ― 原爆中心地から2Km以内で救援活動に従事した筆者は、阿鼻叫喚この世の生き地獄を目撃したとき「汝憐レミノカゲバカリモ無キカ、カツテハ人間ノ身ノ 今、木ト化シヌ。嗚呼、ワレラ朽ナワノ形アラバ汝ノ手カクマデモ惨カルマジ」を想起し た。大阪で空襲を体験した筆者にとっても筆舌に尽し難い終末の情景であった。

 原子爆弾と南京事件はリンク(連結)― チャップリンの「一人殺せば殺人罪、百人殺せば最高勲章」の戦場の論理の適用外で、国際法上免責されるべくもない人類史上最も非道残虐な原子爆弾投下を相殺するため、南京大虐殺なる虚構事件を捏造した極東国際軍事裁判。インド代表パル判事は「正義の神はいずれ賞罰の多くはその所を変えることを要求する」と言明。
 ※註 このことは筆者の兄(南京城内突入部隊所属)証言や元大阪府警視吉本榮(同じく南京攻防戦に参加)著「南京大虐殺の大嘘」星雲社および亜細亜大学教授東中野修道著「南京事件『証拠写真』を検証する」草思社を参照。

 近代戦は人・物・心を荒廃 ― 国民総力戦では政治・経済は勿論、文化も戦争遂行のため動員、作家・画家・演劇家も従軍。まして国旗・国歌はその旗印、従って日の丸自体は罪なく、例えば包丁は各戸台所に必要だが、凶器にもなる。要は使い方による。正しい使い方を教えることが肝要。戦後60年いまだ学校での争動は極めて遺憾である。

 核・生物・化学兵器・地雷の廃絶:ワシントン州ハンフォード核施設、第五福竜丸、ベ トナム枯葉作戦、チェルノブイリ原発事故、カンボジア等の地雷、イラクの劣化ウランな ど戦後においても甚大な被害をもたらす兵器の開発、製造、所有、使用は根絶しなければ ならない。真珠湾・特攻機の攻撃は軍事目標に限定。テロを含め上記兵器は無差別攻撃であ り、国際法規で廃絶すべきである。
 ※註 東京大空襲を指令したカーチス・ルメイ空将は「もし負けていたら、私は戦争 犯罪人として裁かれていただろう」と述壊。
(2005年)

 筆者は大阪市出身。旧制府立中学校卒業後、広島に進学。原爆投下時には、爆心地から約5キロメートルの軍需工場で動員中。当日から9日まで爆心地から約2キロメートルの東千田町で救援作業に従事。8月10日負傷の学友を担架に乗せ、貨物列車で帰阪。一方、同じ中学校卒の同級生は学生寮に残留。翌日焼跡の彼の部屋から焼け焦げたブリキ製の印肉ケースを発見。遺体は骨灰となり、唯一の遺品として彼の実家へ届けられた。彼は醸造酒業家の一人息子で優しい品性の持主。原子爆弾の犠牲となり、実に悼ましい限り、痛恨の極みである。合掌。
(2010年追記)