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広島の声

松原久夫さん 不明(宇品)
和歌山県串本町5746

被爆地の光景を紹介しています。写真はメッセージと直接関連はありません。   主人に変わって書かしてもらいます。涙があふれてとまりませんでした。
 若い少女が前だけかくした白い布でたらしていました。丸はだかでした。お母さんお母さんと泣きさけぶ少女。先生先生と泣きさけんでまるで地ごくの様でした。広島の女学校の生徒は何班のだれだれです先生につたえて下さい、水を下さいと云う女学生も有りました。体が熱いので川にとび込んでなくなった人。

 用水(水ため)に体をつけてなくなった人も有りました。電車の車りんに赤ちゃんの真黒くなった死体が有りました。それは電車の中に乗っていた人の赤ちゃんが、下がこげて車りんにまき込まれたと思います。30才ぐらいの方(女)がパンツがはけないのでサラシをたらして立っていました。

  松原久夫として私は陸軍の船ぱく隊の船の上での事ですが、船長がイカリを長くしずめてるので今日はイカリを上げてきれいにしようかとみんなでパンツ一枚でイカリを上げていました時、ゾカーンとおとがして二・三秒してものすごいいなびかりがして顔に暑い暑いひかりがして、みんなともの方へ逃げました。海にとび込む者もいました。私は船長室の後にかがみました。いっときして顔をあげたら広島の町が火の海にもえていました。空を見上げたら大きなうずまきの雲がもくもくとうずをまいていました。みんながあれはなんじゃあれはなんじゃとあぜんとしていました。

 現在私は色々と病身で悩んでおりますが、被爆のせいかそれとも被爆に関係ないのか判りませんが、あのものすごい強烈な光をはだかで全身に受けたので、私自身はなんでもなかったとは思っておりません。アメリカなんであんなむごい事をしたのか。戦争を早くやめさせる為と云っておりますが、戦争に関係ない国民をなでむごいことしたのか判りません。若い少女達の事を思うと涙がとめどなく流れます(男の方も)。日本の総理大臣もあまりもんく云うた様に思いません。大変不満に思っております。機会が有れば声を大にして叫びたいです。
(2010年書き換え)