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広島の声

男性 不明
被爆時30歳 8288

被爆地の光景を紹介しています。写真はメッセージと直接関連はありません。  目の前の赤い火の玉が宙に浮いているのを、司令部の壁の裾に伏して、それが爆音と共 に裂け、やがてその火の玉が白い煙りをあげ、広島の上空から消え去ることなく立ちつづ けた。呪わしの原爆の第一発に当時の20万人の市中の人がそのうち次第に姿を消して行 った。投下されたのち、市中の偵察を命ぜられて広島女専の前まで。丹那橋から歩いて始めて“生地獄”の一団に遭った時、これが原爆と云う恐ろしいものだとは気がつきませんでした。

 戦争とはお互い死力をつくして戦うものと思っていたのに、ヒロシマはそのいくさを忘れ、 また1つのたわむれの一発であったことは人類の歴史(いくさ)の中で最も恥ずべきタワ ムレでしかなかったことを思い越すと、ヒロシマ20万、ナガサキ16万のギセイ者はい安らかな眠りに入れない人類の悲劇集団でしかなかった。

 世界の中でタワムレに一つのボタンを押した。そのアソビに等しいバカ人間の集団を人類の歴史は忘れてはならない。赤ん坊からおとしよりまでをふくめたいくさをした相手にしたアメリカの大馬鹿野郎よ。こんどはアメリカが原爆の火をかむる番だ。
(2005年)