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長崎の声

「直爆」は「直接被爆」のことで、原爆投下の際、当時の広島・長崎市内やその隣接区域で、直接被爆したことを示します。

直接被爆・距離2km(下西山) 郡家徳郎さん
忘れ物を取りに戻り、笑いながら私に手を振り振り元気に出かけて行った。その白い夏服の後ろ姿が兄を見る最後だった。
直接被爆・距離1.1km(大橋) 松尾久夫さん
この悲惨な状況の意味を考えながら走っていたとき、左足に釘を踏んでいた。初めて素足であったことに気づいた。
直接被爆・距離1.8km(住吉) 富田芳子さん
隣家の美人なお姉さんはどちらかの目が飛び出て頬の上まで垂れ下り、鼻は崩れたようになって、別人のようだった。
直接被爆・距離0.7km(城山) 宮田美千子さん
10歳のときの衝撃は潜在意識として胸の奥深く残り、原爆の写真やテレビの放送を見ることが出来ない。
直接被爆・距離0.5km(大橋) 吉冨安美さん
次世代へ伝えてほしい。教育が足りない。被爆者も積極的に語りつたえるべきだ。
直接被爆・距離1.5km(幸) 尾畑正勝さん
所々に火がもえだすと、またゝく間に大きな火となり、ものすごい大火事となり、皆な火をさけて逃げて行く。
直接被爆・距離1km(本原) 吉原達明さん
真っ黒な物体を担架に乗せて担ぎ上げたが、重くて落としてしまった。「イタタタ……」とその物体が声を上げた。
直接被爆・距離1.5km(城山) 井上和枝さん
父、母、姉、弟を自分の手で焼いた。人体は木片ではなかなか焼けず、骨もわずかしか拾えず、のこりは土に埋めた。
直接被爆・距離1.3km(大橋) 柿本直人さん
私の家族は両親と姉と私の4人家族だったが、助かったのは私だけだった。
直接被爆・距離1km(大橋) 甲斐豊さん
血の固まりで作った人形や兎を裸にした様な人の集まりで、その凄絶な光景はこの世のものとは思えなかった。