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紙面から from Asahi Shimbun

【「核の傘」離脱、政府に要求 広島・平和宣言骨子】 (2010年8月2日 夕刊)

原爆が投下された6日に広島市で開かれる平和記念式を前に、秋葉忠利市長は2日、式典で読み上げる「平和宣言」の骨子を発表した。5月の核不拡散条約(NPT)再検討会議で核廃絶の機運が高まったことを評価。日本政府に、「核の傘」からの離脱と非核三原則の法制化、核兵器禁止条約の締結に向けた積極的な行動を求めている。
 広島市長が平和宣言で「核の傘」離脱を直接的に訴えるのは、前市長の平岡敬氏が初めて言及した1997年以来。秋葉市長は記者会見で「核に依存して安全保障を考えること自体が絵空事だ」と述べた。
 今回の宣言では、65年前の惨劇を二度と繰り返さないとの思いを強調するため、被爆者の言葉を広島弁で初めて紹介。さらに広島市が目標とする2020年までの核廃絶実現に向け、さらに大きな国際世論のうねりをつくっていく決意を表明する。
 一方、長崎市の田上富久市長は7月30日、長崎原爆の日の8月9日に平和祈念式典で読み上げる平和宣言の骨子を発表。NPTに加盟していないインドと日本政府が交渉を始めた日印原子力協定への反対を盛り込み、政府に被爆国として核兵器廃絶へのリーダーシップを取るように訴える。

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