【２０１２年の夏】
非核の祈り　広島・元安川で灯籠流し　 （２０１２年８月６日　朝刊）

　原爆の犠牲者を悼み、平和を願う灯籠（とうろう）流しが６日夜、広島市中区の原爆ドームそばを流れる元安川であった。流された灯籠は約８千個。「げんぱつ、だめ」「ＨＯＰＥ　ＦＯＲ　ＰＥＡＣＥ」。各国の言語でつづられた祈りの言葉が明かりに照らされ、水面に揺れた。
　（大谷聡、写真は小玉重隆）

《２０１２年の夏》 記事一覧

• （壁の向こうに　記者が見た被爆６７年：１）　弟はヒロシマの子、自分は
• （壁の向こうに　記者が見た被爆６７年：２）　最初は一つじゃった。けれど
• （壁の向こうに　記者が見た被爆６７年：３）　叫びが届かない基地の島
• （壁の向こうに　記者が見た被爆６７年：４）　母の人生は埋もれた歴史
• （壁の向こうに　記者が見た被爆６７年：５）　３・１１が呼び覚ました記憶
• （壁の向こうに　記者が見た被爆６７年：６）　語る、心に届くと信じて
• （壁の向こうに　記者が見た被爆６７年：７）　若くたって知りたい語りたい
• 原水協世界大会、広島市で始まる
• 全町民に放射線手帳　福島・浪江、独自配布へ
• 理想から現実へ　国際平和シンポジウム「核兵器廃絶への道〜世界と東アジア」
• 核なき東アジア　国際平和シンポジウム「核兵器廃絶への道〜世界と東アジア」
• 被爆２世、広がるつながり　継承の役割・援護要求…方向探る　各地で組織化
• トルーマン元米大統領の孫、広島を初訪問　被爆者と面談
• （社説）核廃絶と脱原発　破滅リスクのない世界へ
• 浪江町長が参列　広島、きょう原爆の日
• ゲンの願い、被災地へ　「踏まれても生きて」　広島・元安川に映写
• 核なき明日、心一つ　英仏大使、平和記念式に初の参加　広島、被爆６７年
• 「脱原発」踏み込まず　核の平和利用で沈黙　広島平和宣言
• 平和記念式、野田首相あいさつ　広島「原爆の日」
• ヒバク、いま語る・変える　原爆の記憶、３・１１が封印解いた　８・６広島
• 被爆の記憶託す　次世代の語り部に養成　広島原爆投下６７年
• 脱原発、集う・声上げる　８・６広島
• 焦土の花に希望重ね　原爆の日、郡山の中学生が広島へ　「原発事故に負けたくない」
• 黒い雨救済、深い溝　被爆者「もう時間がない」
• 松井・広島市長と面談、復興へ協力要請　馬場・浪江町長
• 被爆２世への遺伝的影響、韓国で初の調査へ
• 福島に見るこの国の滑稽さよ　長崎で被爆、作家・林京子さん　絶望越え次作へ
• 被爆の友へ、鎮魂の７年　８１歳、「長崎の鐘」に通う毎日
• 核におびえぬ社会へ　「脱原発へ道筋を」　長崎被爆６７年、平和宣言
• 長崎市長平和宣言　原爆の日
• 平和祈念式典、野田首相あいさつ＜要旨＞　長崎・原爆の日
• 核に苦しまぬ世界を　「日常の大切さ忘れぬ」　長崎原爆の日
• 被爆者代表　命ある限り、核廃絶訴え
• 被爆の旧校舎「文化財に登録」　野田首相が意向
• 語り部、私が継ぐ　父の体験「学び、近づく」　長崎・原爆の日
• 二つの原水爆禁止大会が閉幕　長崎
• （記者有論）被爆体験の継承　熱意と行動力で軽やかに　花房吾早子