【2012年の夏】
松井・広島市長と面談、復興へ協力要請 馬場・浪江町長
(2012年8月7日 夕刊)
原爆の日の平和記念式に参列するため広島市を訪れた福島県浪江町の馬場有(たもつ)町長が7日、松井一実・広島市長と面談。「原爆被害から復興した広島を参考に何とか町を再生させたい」と話し、原発事故からの復興に協力を要請した。
同町は今月から、避難時の動きなどを記録する「放射線健康管理手帳」を町民に配る予定。馬場町長は被災者の健康管理や援護のあり方などについて相談に応じてほしいと求めた。
松井市長は「まずは町民の健康状態を追跡調査する必要がある。それがなければ(被災者が援護対象になるかどうか)国の判断が間違っていても何も言えない」とアドバイスした。