金堂の火災
(2008年6月13日)
1949年1月に起きた金堂の火災は、堂内の仏像と壁画の運命を分けた。金堂を修復する解体作業が進み、数多くの仏像と飛天図が描かれた内陣小壁の壁画20面は引っ越していたため無事。一方、戦前から進められていたお釈迦(しゃか)さまの図など外陣大壁の模写作業は、大詰めの段階で、被災した。多くは高熱でフィルムの陰画のようになり=写真=、今も収蔵庫に当時のまま保存されている。出火原因は結局、不明。しかし悲劇は翌年の文化財保護法制定をはじめ、文化財防災への取り組みを生んだ。