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(2008年6月16日)
金堂は暗い。1940(昭和15)年に始まった壁画の模写でも最大の問題となった。どう明るさを確保するか。白熱電球では熱が壁画に悪影響を与えてしまう。悩む荒井寛方、入江波光、中村岳陵、橋本明治の4画伯にもたらされた「光明」は潜水艦の灯火、蛍光灯だった=写真。
蛍光灯は当時実用化されておらず、東芝の前身・東京芝浦電気が開発して海軍の潜水艦内で使われていた。それが136本、歴史遺産のために転用された。点灯されると、画家たちから歓喜の声が上がったという。